歯髄を取る根の治療

熱い食べ物や飲み物がしみると感じるようになった時は、象牙質の深いところまで虫歯が進んでいると考えられます。歯髄にダメージはありますが、感染は比較的軽度で、進行度としてはC₃のはじめ辺りでしょう。こういった段階においては、原則、歯髄を除去する「抜髄」という治療が行われます。

抜髄の多くのケースで、最低でも2回は通院必要となるでしょう。治療に先立ちX線写真を撮影し、歯髄腔の形、根管の太さや曲がり具合等を確かめます。そして局部麻酔の後、虫歯の部分を削って、歯髄腔の天井部分を大きく開け、歯髄を露出させることになるでしょう。

感染防止の為にラバーダムという名前の歯科用のゴムシートをつけ、消毒します。

それからファイル(針の先がらせん状になっている根管拡大用器具)で根管の入り口を広げ、抜髄針やファイルを使って出来るだけ歯髄を取り除きます。

根管長測定器で根管の長さを測定し、ファイルが根の先から突き抜けない位置にストッパーをつけたら、「根管の拡大・形成」の処置へと移ります。根管の入り口を漏斗状に削って広げた後、根管の太さおよび曲がり具合等に応じて器具を替えながら、充填材を詰める事が出来るように根管を広げ、形を整えます。

そして根管内を洗浄して乾かします。乾いた後は消毒作用を持つ水酸化カルシウム製剤等を根管内に注入、仮の蓋をします。1~2週間後、痛みや歯髄の取り残しが無いようであれば根管内を洗浄し乾かします。ガッタパーチャと呼ばれるゴムのような弾力性をもつ充填材を入れ、隙間をセメント剤で埋めます。そして入口に蓋をしたら治療完了となります。

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